成熟期① ~ぶちくさらぁめん~

そもそもラーメンなんて作れない自分がなぜラーメン屋を始めたか?

当時ウチにはラーメン屋をオープンしたいと言う「ゆうじ」が働いてたがなかなか出店を決断できずにいた。

 

そんな時に居酒屋仲間の「めだかの剛」から、ラーメン屋をやろうと思っている…どうせなら一緒にやらないか?と声を掛けられた。

 

ノリと勢いで「アッキー店長」の元、ゆうじの顔を立てる意味で別会社にて「株式会社 阿呆商會」を立ち上げた。

 

問題は店名💦ぶちクサイいラーメンを作ろう!ってんで「ぶちくさらぁめん」と名前だけは先に決め何度も試作を重ねたが、二人から「ラーメンがくさすぎて厨房に居ると頭が痛い」と言われる始末。

 

「じゃぁぶち人間くさいラーメンってことでええじゃん!」…で、好い香りで今も存在する(笑)

 

試食を重ねてオープン前の出来上がりのラーメンが本当に美味しくて、(これはいける)と思ったね。

けど、当時圧力寸胴の存在も知らない我々は十四時間とか泊まり込みでスープを作り続け、日々超ブラック。

 

そんな悶々としていた時に、人生二度と無かろう経験もした。

 

それこそ二階の焼肉屋のボヤ騒ぎ。

消防車の放水で一階のぶちくさはススで真っ黒の水浸しとなり、半年間営業が出来なくて皆で途方に暮れた。

 

それが何故か半年後復活したぶちくさらぁめんは、鳴かず飛ばずの過去とはうって変わりまるで憑き物が取れたように絶好調!

 

結果、調子に乗って郊外に二店舗出店して…実は二店とも閉店したけれど💦

 

まぁ今となってはすべてが必要だったのかも。今は理想としてたアッキーが社長としてお店を引っ張っている現実があるからね。

 

課題はもっと会社名の如く「アホなこと」を実践することかな?

 

 

我々は馬鹿ではない、阿呆である。

そんなテーマでやってくか。